このたび、産業領域専門委員会では、下記の要領で、[第７回産業領域研修会～〈内向き〉からの脱却～]を企画しました。

ご存知のとおり、9月9日の参議院本会議で全会一致で可決され、公認心理師法が成立しました。

いよいよ、「産業領域」や「臨床心理士」と関係のない人たちからも、存在を認められ、信頼に足るプロ集団とみなされるために、健康なすべての勤労者と経済活動を支援していくことが求められているといえます。

その期待に応えるためには、「私たち産業領域の臨床心理士の職業を知るのはユーザーや仕事仲間や会員のみ」という狭き枠組みを打ち破り、「誰もが知り、誰もが活用できる、産業領域の臨床心理士」というパラダイムの実現が
重要だと考えています。

新たなパラダイムの実現に向けて、社会に何を、いかに示していくか、本研修会を第一歩として、皆さまと一緒に考えていければ幸いです。

なお、好評をいただいている当委員会発行の小冊子『産業領域で働く臨床心理士のために』シリーズで、第４号「研修の企画・実施編」ができあがりましたので、本研修会でお配りします。ご期待ください。

【日時】　2015年11月15日(日)　12:30～17:45 　☆開場・受付開始12：00　☆受付場所4号館1階
【会場】　立正大学品川キャンパス 4号館1階(411教室)・2階(421教室)　JR五反田駅・大崎駅より徒歩7分程度）

【定員】　150名(先着順)　※定員になり次第、締め切ります。

【参加費】　東京臨床心理士会会員……………事前申込＆入金4,000 円 ／ 当日申込5,000 円
　　　　　　　東京臨床心理士会会員以外の方…事前申込＆入金5,000 円 ／ 当日申込6,000 円
　　　　　　　大学院生……………………………事前申込＆入金2,000 円 ／ 当日申込3,000 円
　　　　　　　※参加費には、当委員会発行の冊子『産業領域で働く臨床心理士のために－研修の企画・実施編－』代も
　　　　　　　　含まれています。
　　　　　　　※事前にお申込みいただいても、未振込(当日のお支払)の場合は、｢当日申込の参加費｣となりますので、
　　　　　　　　ご了承ください。

【内容】
○第一部　分科会
Ａ：「『人に対する組織の考え方』とメンタルヘルス対策」
☆概要
この分科会では、組織理解において重要な「人に対する組織の考え方」について整理します。
さらに、発達障害を一例として、彼らの支援を組織レベルで考える試みを行います。
☆詳細
①初学者育成とコア・コンピテンシー　担当：深瀬砂織氏
②「人（人材・人財）に対する組織の考え方」の整理　担当：種市康太郎氏
③「発達障害と職場支援」　担当：三浦有紀氏
④参加者全員で交流
※担当はいずれも産業領域専門委員会 委員。
※ここでいう「初学者」は、産業領域での経験年数３年未満の臨床心理士と定義。

Ｂ：「事例検討－産業領域での困難事例に対応するー」
☆概要
経験年数を参考に編成したグループで事例検討を行いながら、考え方を整理すると同時に、自らの実践を振り返ります。
☆ファシリテーター：三浦由美子氏(産業領域専門委員会)

○第二部　講演＆ディスカッション「ドラッカーとメンタルヘルス」
☆概要
私たち臨床心理士は、経営者や管理職から専門家としてのコメントを求められたとき、しばしば「専門的だが視野が狭い」「正論だけど現実的でない」と言われてしまうことがあります。
本ワークショップでは、経営の父と言われるドラッカーの言葉を借りて、「組織のメンタルヘルス向上のためにマネジメント層にどうアプローチしていけばよいか」を考えたいと思います。
従業員個人だけでなく経営者や管理職からも信頼を得ることこそが、
産業領域で「内向きからの脱却」を目指す私たちの１つのステップになるでしょう。
☆講師：尾﨑健一氏(産業領域専門委員会)

【申込方法】　つぎの要領でお申込みください。お申込み受付の確認とともに、参加費のお振込先について返信いたします。
(1)東京臨床心理士会会員の方 下記の参加申込フォームよりお申込ください。

(2)東京臨床心理士会会員以外の方、大学院生の方
申込み用アドレス kensyukai@tsccp.jp 宛に、産業・第7回研修申込み、非会員・大学院生である旨をご記入のうえ、次の①～⑤についてお知らせください。
①お名前
②臨床心理士の方は登録番号、そうでない方は職種など
③主なご所属
④参加希望分科会(ＡないしはＢ)
⑤産業領域での業務に関わっていらっしゃる年数　約(　)年

【締切】　申込締切　2015年11月6日(金)
【振込締切】　2015年11月13日(金) 14：00

※本研修会への参加は、(財)日本臨床心理士資格認定協会の研修ポイントになります。
　臨床心理士教育・研修規定別項第２条（２）に基づき、参加者は２ポイントとなります。

【問合先】　産業領域専門委員会　sangyo-cp-ml@tsccp.jp