東京都では、虐待等の様々な理由により親と暮らすことができず、社会的養護を必要とする子どもが約4000人おり、子どもたちが家庭的な環境のもとで生活できるよう、家庭的養護を推進していますが、現在家庭的養護の割合は3割にとどまっているのが現状です。

平成28年6月には児童福祉法が改正され、家庭と同様の環境における養育の推進という法の理念が明確化され、養育家庭を中心とする家庭的養護を一層推進していくことが、今、改めて求められています。

そこで、東京都の養育家庭の実情とそこで生じている問題について、里親子の心理的課題について理解をしていただいた上で、異なる文化を持ち（しばしば心理的課題を持つ子どもを育て）つつ共に暮らす家族として関係を構築していくための一つの支援例として、Corrective Attachment Therapy（修復的愛着療法）について、加藤尚子先生にご講演いただくことになりました。

皆様、この機会に東京都の養育家庭制度について、関心をお持ちいただければと思います。

【日時】　2017年3月5日（日）10:00～16:00
【会場】　立正大学品川キャンパス 5号館511教室

【対象】　東京臨床心理士会会員で東京都の養育家庭制度に関心のある方・養育家庭をされたい方
【定員】　100名程度
【費用】　無料
　　　　　（こちらの研修会は東京都里親支援機関事業　里親開拓コーディネート事業の一環として開催するため、
　　　　　　無料となっています。）

【参加申込方法】
下記の参加申込フォームよりお申込ください。

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【プログラム】
　　午前：養育家庭制度について
　　　　　里親支援機関事業の実際
　　午後：講演
　　　　　『養育家庭をめぐる心理的課題とCorrective Attachment Therapy（修復的愛着療法）』
　　　　　　　　　　　講師　加藤尚子先生（明治大学文学部心理社会学科准教授）