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お知らせ

投稿の詳細

2014.09.17
研修会
日本臨床心理士会主催 定例研修会 第9回私設心理相談領域研修会のご案内

発信元(氏名)

日本臨床心理士会私設心理相談領域委員会 松森基子

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全体テーマ「私設における心理臨床の実際 ― 私が選ぶ相談機関」

標記研修会について、下記の通り、参加条件の枠を広げることとなりました。
★分科会3「多様な形態の相談機関の実際」については、臨床心理士養成大学院生および修了生、
★分科会4「虐待支援と私設心理相談-弁護士による子どもシェルター運営の経験から学ぶ」については、大学院生と修了生に加えて、関連専門職種(児童福祉司、保健師、弁護士他)の参加も可とすることにいたしました。

また、午後のプログラムのみの参加も可とすることにいたしました。
参加費は3000円です(会員・非会員・大学院生・修了生・専門職共通)。

締め切りにいては、9月26日(金)まで、延長しております。
皆様のご参加をお待ちしております。

申込み詳細ににつきしまては、日本臨床心理士会ホームページをご参照ください。

<企画趣旨>
私設心理相談機関をめぐる状況が変動するなかで、相談機関の形態や相談内容についても多様性が広がりつつあります。しかしながら、すべての基本となるのは実際の心理臨床活動であることはいうまでもありません。午前中のパネル・ディスカッションでは、具体的な心理相談の展開をとりあげて、さまざまな可能性を探ります。午後は、これから相談機関を立ち上げようとする人や、経営的知識を求める人に役立つ分科会を企画しました。これらは例年好評を博しており、継続的実施となります。また、活動目的を具体的に絞った新しい試みの相談機関や、虐待問題への弁護士の活動から学ぶ分科会も企画しました。本領域は、臨床心理士の社会における活動の最前線の役割を担っており、来談する人たちへの大きな責任も負っています。それらを遂行するためにも、多くの人たちの期待やニーズに応えられる柔軟性と視点の広がりをもち、他の専門職との連携を積極的に求めていくことは必須でしょう。本領域の基本は、多くの人たちから選ばれる相談機関を志向する点にあります。そのために、本研修会が役立つことを信じてやみません。多くの皆様の参加を期待しております。

私設心理相談領域委員会委員長 信田 さよ子

【開催日】 10月26日(日) /全5時間30分(ポイントあり)
【受付】 9:30~10:00
【定員】 200名
【対象者】  臨床心理士

午前の部  10:00~12:30
パネル・ディスカッション「私設心理相談機関における臨床の実際-私ならこうする」
パネリスト: 定森 恭司 (委員 心理相談室こころ)
田中 究  (委員 関内カウンセリングオフィス)
松森 基子 (副委員長 南青山心理相談室)
村上 雅彦 (委員 広島ファミリールーム)
指定討論 : 浦田 陵子 (委員 臨床心理士コラボオフィス目黒)
司  会 : 信田 さよ子(委員長 原宿カウンセリングセンター)

昼休み   12:30~13:30

午後の部  13:30~16:30

分科会1 「開設のプランニングと展開」
司 会・話題提供: 村上 雅彦(前出)
同 上     : 浦田 陵子(前出)
内 容:相談機関を開設するには、どのようなサービスをどのように提供するかなど事業内容の決定、資金や収支予測などの施設経営の見通し、また危機管理への対応などのプランニングが不可欠です。どのようなプランが必要なのか等、共に考えたいと思います。原則2~3年以内に開設を検討している人及び開設数年以内の人を対象に行います。参加ご希望の方は、9月30日までに「開設企画書」を事務局に提出して下さい。開設企画書のフォーマットは、申込みが承認された段階で参加者にお送りしますので、必ず申込書にメールアドレスを記入して下さい(尚、事前提出がない場合は参加が認められませんのでご注意ください)。

分科会2 「税理士による経営セミナー」
講 師: 藤戸 琢也(藤戸綜合事務所所長、税理士)
司 会: 平野 学 (担当役員 慶應義塾大学)
同 上: 田中 究 (前出)
内 容:「何人かでマンションを借りて、週に何日か、交代しながら私設(心理相談)をやってみたいな」、「非常勤をいくつかかけもちしてるけど、個人でもクライエントを請け負っていこうかな」。このようなビジョンを、なんとはなしに思い浮かべることはないでしょうか。その実現に向け、特に経営面について相談できる機会があるとよいのですが、そういったチャンスにはなかなか巡り会えません。そこで本分科会では、スタートアップするための、経営や税に関する初歩の初歩を学びます。すぐに私設心理相談機関を開設する予定がない方にとっても、給料や賃金、そして諸経費等について考えるまたとない機会になるのではないでしょうか。

分科会3 「多様な形態の相談機関の実際」
話題提供:土持 さやか(カウンセリングルーム ソイル)
話題提供:宮川 悦子 (ホームスクーリングセンター メイプル)
話題提供:皆川 行寛 (NPO法人 臨床心理オフィスBeサポート)
司 会 :松森 基子 (前出)
同 上 :田中 ひな子(協力委員 原宿カウンセリングセンター)
内 容:従来の私設心理相談機関では応えきれないニーズに対応するために、これまでにない形態で私設心理相談機関を営む臨床心理士が増えてきています。なぜそういう相談機関を始めようと思ったのか、どのようにして立ち上げたのか、今現在の状況と課題は何なのか、3人の話題提供者からお話を伺い、参加者も交えて私設心理相談の未来像を探るミニ・シンポジウム形式の分科会です。土持先生にはEMDR療法の専門機関、宮川先生には不登校児童生徒とその保護者への支援の一環として家庭訪問によるかかわりを行っている機関、皆川先生には地域支援や被災者支援を目的とし7名の臨床心理士と立ち上げたNPO法人の代表者としてご登壇いただき、司会と指定討論は、従来型の精神分析的心理療法を提供する機関及び家族関係やアディクションを得意とするジェネラルな相談機関で働く委員・協力委員が担当します。

分科会4 「虐待支援と私設心理相談-弁護士による子どもシェルター運営の経験から学ぶ」
話題提供: 角南 和子 (弁護士 社会福祉法人カリヨン子どもセンター評議員)
司 会 : 信田 さよ子(前出)
指定討論: 定森 恭司 (前出)
内 容:被虐待経験の影響を認めるクライエントは少なくありません。角南先生には10年前に弁護士を中心に設立された子どものためのシェルター運営にかかわってこられた経験をうかがい、介入や家族との接触などについて学ぶ機会にしたいと思います。また私設心理相談機関と児童相談所との連携などについて意見を交わし、弁護士の立場からの期待をうかがうことで、現実的で機動力のある心理臨床活動の可能性を探りたいと思います。
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